「頭が動けるように」
「頭が動いて、身体全部がついていって」
「頭と脊椎の関係性をお願いして」
アレクサンダー・テクニークでは、繰り返しこのような言葉が使われます。
頭が動くってどう言うこと?
それは、頭蓋骨の一番下と脊椎の一番上が出会う関節が動くということ。
それってどこにあるの?
耳と耳の間くらい。
知っている人にとってはなんてことないけれど、頭と脊椎が出会う場所ってそんなに上の方にあったんだ!もっと下の方だと思ってた!
ガチガチに緊張しているとき、
ビックリしたとき、
怒鳴られているとき、
満員電車に乗っているとき、
久しぶりに車を運転するとき、
ジェットコースターに乗っているとき、
後ろから誰かに、「危ないっ!!!!」と叫ばれたとき、
怖いとき、
誰かに叱られて、恐縮しているようにみせなければいけないとき、
首の後ろがギュッとなって、頭蓋骨と脊椎の出会う関節が固まり動かなくなります。
このギュッとなるのは脳ミソや身体を衝撃から守るための大切な働きです。
でも、
楽器を演奏するときや、
歌を歌うとき、
スピーチするときや、
演ずるとき、
ギュッとなる必要は無さそうです。
人は無意識のうちにギュッとなります。
頭と脊椎の出会う関節が固まっていると、身体全体が動きづらくなる。
頭の動きが身体全体のあらゆる側面に大きく影響している。
これを発見したのがアレクサンダーさん。
「頭が動けるように」
「頭が動いて、身体全部がついていって」
「頭と脊椎の関係性をお願いして」
だから、アレクサンダー・テクニークでは、繰り返しこのような言葉が使われます。